ゴーグルレンズ曇りに関するご注意点

DRAGON製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
レンズの曇りに関しまして、個人の使用方法や状況によって様々な状況と理由が想定されます。
以下に、考えられる理由を明記いたしましたので、大変お手数をお掛けしますが、ご使用状況と照らし合わせながら、ご確認頂きます様お願い申し上げます。

前提:ゴーグルレンズの曇りは水分によって生じます。水分は、大きく分けて2つの要因によって発生し曇ります。
①水分を含んだ外気の侵入
②ゴーグル内部からの発生

1.水分を含んだ外気の侵入(以下箇条書き)

・湿度の高い天候時 (雪、みぞれ、雨、高い気温時)の使用
・ゴーグルと顔のフィッティングに隙間があり、外気(雨、雪などの水分を含む) が侵入した
・平常時フィッティングに問題はなかったが、滑走時の衝撃などによって、フィッティングに隙間ができてしまい、水分を含んだ外気が侵入した
・降雪時に、ゴーグルに積もった雪が溶けて、ベンチレーション部分から水分が侵入した
・降雨時に、スポンジの吸水許容を超えてしまった為水分が侵入した
・スポンジベンチレーションに穴が開いているために、水分が侵入した
・氷点下、上記理由で侵入した水分が、内部で凍ってしまった

2.ゴーグル内部からの発生 (以下箇条書き)

・運動による発汗によって、内部で蒸気が発生し、その許容を超えてしまった
・外部からレストハウスやゴンドラなどに入った際に、急激な寒暖の差によって、曇りが発生した
・バラクラバなどの防寒着を鼻まで覆うことによって、鼻呼吸の水分がゴーグル内部に侵入した
・ゴーグルをおでこにあてた状態で放置し、ゴーグル内部に熱がこもり曇った
・スポンジやフレーム内部に残った水分が使用時に蒸発し曇りとなった
・レンズに水垢や汚れが付着しており、曇りやすくなった
・レンズ内側に塗布してある曇り止め溶剤が経年劣化によって効果が弱くなった

■曇り発生を防ぐ使用方法

ゴーグル製品は曇りにくくなるように様々な技術が採用されておりますが、使用方法によってそのパフォーマンスは大きく変わります。機能性を生かした使用方法を心掛けましょう。

▶自分の顔にしっかりとフィットしているゴーグルを選ぶ

「1.外気の侵入」を防ぐ為には、まず必ず顔にフィットしていることが最重要となります。

▶滑り終わったら必ずレンズを外してよく乾かす

おススメはゴーグル専用のマイクロファイバー素材のゴーグルクロス使うことです。レンズのクリーニングだけではなく、ベンチレーションやフェイスフォーム部分も吸水し、完全に水分が飛ぶまでしっかり乾燥させましょう。

▶雪上ではゴーグルを外さない

極端な例ですが、曇り発生を防ぐ一番の使用方法はゴーグルを外し外気に触れないことです。これにより、空気・水分の侵入を防ぎます。(運動などによって内部に熱がこもった場合は別です)

以上、曇りに関する様々な要因を明記いたしました。 その他、ご不明な点は、ご質問頂きます様お願い申し上げます。